うさぎ読書で音声化しないコツはありますか?
頭の中で音読しないようにしたいんです!
このようなお悩みにお答えします。
脳内音読がある限り、読書速度には物理的な上限があります。
NHKのアナウンサーが原稿を読む速度は分速約300字。音声化したまま読み続けると、どれだけ集中しても、その速度の壁を超えられません。



実は私も脳内で音読して本を読むのが遅い人間でした!
読書平均速度が400〜600字/分と言われているなか、私はおよそ350字/分の遅読上級者でした。
私の場合、脳内で音読してしまうクセが遅読の最大の原因でした。
現在は速読トレーニング教材で練習したことにより、2ヶ月で
350字/分 → 1400字/分
まで読書スピードを4倍アップさせることができました。
ここまでアップできた理由は、速読トレーニングで脳内音読を減らせたからだと実感しています。
つまり、正しい訓練をすれば脳内音読を減らすことができます。



ただし、「音声化を完全にゼロにしなければいけない」ということはありません。
正確には「やめる」より「コントロールする」という考え方に切り替えることが、速読への近道です。
この記事では、読書で音声化しないための具体的なコツを科学的根拠をもとに解説します。



「脳内音読のメリット・デメリット」もあわせて整理しているので、「そもそもやめていいのか?」という疑問もここで解消できますよ!
「読んでいると気づいたら別のことを考えている…」という方は、こちらも参考にどうぞ。


脳内音読(音声化)が止まらない理由
脳内音読とは、読書中に頭の中で文字を「声」として読み上げてしまう現象のこと。



目で文字を追いながら、同時に頭の中でその言葉を「音」に変えている状態ですね。多くの人は無意識にやっています。
なぜこのクセがつくかというと、小学校での音読教育が原因です。
私たちは「文字=音」として読むことをずっと繰り返して育ってきました。



その習慣が大人になっても残り、黙読していても頭の中では音が流れ続けてしまうのです。
「止めたいのに止まらない」には科学的な理由がある



意識的に脳内音読を止めようと思っても止まらないんです…
私に能力がないからでしょうか?
脳内音読が止まらないのは、能力のなさや意志の弱さではありません。
脳の仕組みそのものが原因です。
人が文字を読むとき、脳の中で「ワーキングメモリ(作業記憶)」という領域が動きます。
このワーキングメモリには「音韻ループ」という機能があります。
簡単に言うと、目で見た文字を自動で音に変換して一時保存する仕組みのことです。(※参考:脳科学辞典「音韻ループ」)



問題は、この変換が「意識より先に」起きることです。
「音声化しないようにしよう」と思った瞬間には、すでに変換が始まっています。
だから気合だけで止めようとしても、どうしても後手に回ってしまうのです。
脳内音読が止まらないのは、あなたの脳が正常に動いているサイン。
止め方は、「意識」ではなく「仕組み」で対処する必要があります。



具体的なコツは、記事後半で解説しますね!
脳内音読|意外な3つのメリット


脳内音読は速読を目指すうえでは「邪魔なもの」として扱われがちですが、完全否定するのは間違いです。
脳内音読には、脳が正しく機能しているからこそ生まれるメリットがあります。



脳内音読は、「やめる」より「コントロールする」という意識が大事です。
では、脳内音読にはどんなメリットがあるのかみていきましょう。
複雑な文章の語順・意味を正確に保持する
むずかしい文章を読むとき、脳内音読があった方が意味をつかみやすくなります。
研究ではこんなことが分かっています↓
構音運動(口・喉で音をつくる動き)が、文中の語順情報を頑健に保持し、その後の意味処理の基盤をつくる役割を持つことが示唆されています。
(出典:「音読での文理解における構音運動と音声情報の役割」教育心理学研究)
平たく言うと、「主語→述語→目的語」の順番を正確に頭に入れるために、音への変換が役立っているということです。



法律のむずかしい文書とか、ビジネスのやつとか、はじめて読む専門書とか。
なんとなくで読み進められない本ってあるじゃないですか。
そういうときほど、脳の中でもぐもぐ音読してる方が、ちゃんと頭に入るんですよ〜!
集中力が落ちた状態でも理解度をキープできる
仕事終わりに本を開くと、目は動いているのに内容が全然頭に入らない。
そういう経験ありませんか?



そういうときに、脳内音読はある種の「補助装置」として機能するんです!
音に変換しながら読むと、脳は文字を「聞く・処理する」という2段階で受け取ります。
これが集中力の低下を補い、ぼんやりした状態でも理解度が落ちにくくなります。
眠いときに「読んでいるそばから内容が消えていく」感覚があるなら、それは脳内音読が薄れているサインかもしれません。
精読・暗記が必要な場面では積極的に使うべき
速読が必要ない場面では、脳内音読は積極的に使うべき武器です。
たとえばこんな場面です↓
- 資格試験の勉強(速読で周回しつつ、覚えたい箇所だけじっくり音読する)
- 重要な契約書の確認(一字一句を見落とせない)
- プレゼン原稿の最終チェック(読んだときの流れを確認する)



こういった場面では、速く読もうとするより、脳内音読でじっくり読む方が正確に頭に入ります!
脳内音読|2つのデメリット


脳内音読には確かな役割があります。
ただし、速く読みたい・大量に本を読みたいという場面では、話がまったく変わります。
脳内音読が速読の最大の壁になる理由は一つ。
「音にする速度の上限を、読書速度が超えられなくなるから」です。



デメリットも具体的にみていきましょう。
人が話せる速度には物理的な上限がある
NHKのアナウンサーが原稿を読む速度は、分速約300字です。
これはプロが「聞き取りやすく、かつ速く」読み上げるときの上限に近い数字です。
脳内音読をしながら本を読んでいる状態は、これと同じです。



どんなに目を速く動かしても、頭の中で音声に変換している限り、その速度の天井を破れません。
一般的な読書速度の目安
| 読み方 | 分速の目安 |
|---|---|
| 声に出して読む(音読) | 約300字が上限 |
| 脳内音読が強い黙読 | 事実上300〜400字前後 (推測) |
| 一般的な黙読 | 400〜600字 |
「黙読しているのに遅い」と感じる人は、頭の中でずっと音声が鳴り続けている状態かもしれません。



私は脳内音読が強めで、
速読の練習を始める前は約「350字数/分」の読書スピードでした。
読書スピードがなかなか上がらない人で、文字を目で追うと同時に「脳内の声」が聞こえる感覚があるなら、分速300字の壁に引っかかっているサインです。
音声化を減らすだけで分速800〜1,000字も現実的になる
では、音声化を減らすとどれくらい変わるのでしょうか?



気になります!



複数のデータをもとに整理してみました。
| 読み方 | 分速の目安 |
|---|---|
| 音声化が強い黙読 | 300〜400字前後 (推測) |
| 一般的な黙読 | 400〜600字 |
| 音声化を減らした読み方 | 600〜1,000字 |
| 視読(音声化ほぼなし)を習得 | 1,000字以上〜 |
研究では、以下の速度向上が確認されています。
(参考:視野と内声化のトレーニングが読み速度に与える影響)
- 視野を広げるトレーニングだけで約50%
- そこに内声化(脳内音読)を減らすトレーニングを加えると約60%
たとえば、今の読書速度が分速500字の人なら、800字前後になる計算です。
音声化をゼロにする必要はありません。
「減らす」だけでも、分速800〜1,000字は十分現実的な目標になります。
実際私は、速読アプリで脳内音読を減らすトレーニングをした結果、2ヶ月で読書スピードを
350字/分 → 1400字/分
までアップすることができました!



具体的に何をすれば音声化は減らせるのかは、次のセクションでコツを解説しますね!
読書で音声化しないための具体的なコツ6つ
ここからが、この記事の本題です。



私自身、速読アプリを使って1ヶ月で分速350字から800〜1,000字までスピードが上がりました。
そのときに実感したのが、この5つのコツの大切さです。


5つまとめて紹介しますが、全部いっきにやる必要はありません。
コツ①から順に試してみて、「これなら続けられる」と思うものから始めてください。
コツ①視線を常に少し先に置く(文字を追わず「かたまり」で見る)
今読んでいる文字の、2〜3字先に視線を置くクセをつけると、音声化が追いつかなくなります。
脳内音読は「今読んでいる文字」を音に変換する処理です。
視線が常に先を走っていると、音声処理が間に合わず、意味を映像や文脈で直接とらえる「かたまり読み」に切り替わりやすくなります。
実践方法はこんな感じ
たとえば、こんな1文があるとします。
「読書の習慣は、思考力を確実に高めてくれる。」
これを1文字ずつ読むのではなく、意味のかたまりで3回だけ目を止めます。
👁️「読書の習慣は、」→ 👁️「思考力を」→ 👁️「確実に高めてくれる。」
この3点だけで視線を動かし、音にしなくても意味が入ってくる感覚をつかむ練習です。
最初は「ちゃんと読めていない気がする」という不安があります。それは正常な反応です。



慣れてくると、音にしなくても意味が直接入ってくる瞬間が少しずつ増えてきます!
コツ②指やペンで行をなぞり「止まらない速度」を作る
指またはペンで行を一定速度でなぞると、音声化が入り込む隙がなくなります。
視線が止まると、そのぶん脳に「音に変換する時間」が生まれます。
指で速度を強制的に作ることで、視線が自動的に先へ進み、1文字ずつ音にする処理を抑えられます。
コツ③:読みながら「あー」など意味のない音を唱え続ける
読みながら頭の中で「あー」「1・2・3」と唱え続けると、脳内音読が物理的に起きにくくなります。



これは認知心理学で「構音抑制(articulatory suppression)」と呼ばれる手法です。
音韻ループ(音の一時保存機能)を意味のない音で占有することで、本文の音声変換が起きにくくなる、という仕組みを利用しています。
やり方はシンプル▼
本を読みながら、頭の中で「あー」とか「1・2・3・1・2・3」と一定リズムで繰り返します。
意味のない音ならなんでもOKです。
私の場合、視読を身につけたかったので「視る視る…」と唱えながら読書したり、
あまりにも自分の出来が悪いときは「うぉぉぉぉぉぉ!」とか心の中で叫びながら読書してました。
唱えているときは脳内音読は止まりました。
ちなみに、最終的に「あーーーー」が一番シンプルでやりやすかったので、今は「あーーー」で落ち着きました(笑)



最初は気が散る感覚がありますが、1〜2週間続けると音声化なしで意味をとることに脳が慣れていきます。
コツ④速度を段階的に上げる(1.2倍ずつ)
少し速い・少し理解が追いつかないくらいの速度を、1週間ずつキープするのがおすすめです。
一気に速くしようとすると、脳が「内容を確実にとらえようとして」音声化に頼り直します。
これは誰にでも起きる自然な反応なので安心しましょう。
目安は「今の快適な速度の1.2倍」から始め、慣れたらまた1.2倍を繰り返す形で上げていくことです。



「1ヶ月で劇的に変わる」ではなく、「3ヶ月かけて変わる」くらいのゆとりで取り組んでくださいね!
コツ⑤「知らない言葉が多い本」は音声化しやすい(本と語彙力を見直す)
音声化がなかなか減らないとき、原因は本の難易度が合っていないだけかもしれません。
知らない単語が出てくるたびに、脳は「音で確認しないと意味がわからない」という状態になり、
自動的に音韻ループを使います。つまり語彙力が低いほど、脳内音読は起きやすくなるのです。



実際私は読書スピードを上げることができましたが、難しい本になると途端にスピードは落ちます。
(難しい言葉が並んでいたりなど)
音声化を減らしたいなら、まずは以下を取り組むのが良いです。
- 語彙力を増やす
- 今の自分に合ったレベルの本を選ぶ
①語彙力を増やす
ちなみに私は以下の本で語彙力の勉強をしました。
\中学生用だから基礎を身につけられる!/
\これ1冊で読める本がグンと増える!/
↑の本で勉強したあとは、高校生向けのもやってます。高校生までの語彙力をつけると理解できる本がグンと増えます。
でも最初は中学生まででもOKです!これだけでも読解力がだいぶ変わります。
②今の自分に合ったレベルの本を選ぶ
語彙力がまだ身につかないうちは自分のレベルに合った本を読むことでスムーズにトレーニングすることができます。
「どんな本を選べばいい?」という方はこちら。読みやすい本を選ぶコツも解説しています。





でも自分に合った本を見つけるのって大変じゃない?



たしかに!そんな方は本をつまみ読みできるKindle Unlimitedの利用も検討するといいかもしれません!
Kindle Unlimitedは月額980円でおよそ500万冊が読み放題のサービスです。
このサービスを利用すれば、自分が読みやすい本、自分の好みの本をお金を気にすることなくどんどん読めて速読や脳内音読を減らすトレーニングもしやすくなります。


コツ⑥理解確認のタイミングを「段落末」まで我慢する
1文ごとに「わかったかな?」と確認するのをやめると、音声化が減ります。
文末で毎回確認しようとすると、そのたびに「音で復唱する」処理が走ります。
確認を段落末まで我慢するだけで、音ではなく「意味・文脈」で内容をとらえる力が自然に育ちます。
練習方法はシンプルです。
- 1段落を最後まで読む(途中で止まらない)
- 本から目を離す
- 「この段落は何が言いたかったか?」を3秒で思い出す
最初は後半の内容が飛びやすいですが、それは正常です。繰り返すうちに慣れます。



当初わたしはたった今読んだはずの内容を思い出せず自分に絶望しましたが、慣れてくると思い出せるようになります。
これをやると、読解力もつきます。
脳内音読がなかなか改善しない人へ


ここまでコツをお伝えしてきましたが、正直いうと一人でやろうとすると挫折する可能性が高いです。



なぜなら、やり方が合っているかもわからないし、なんか面倒だし、効果分からない。っていうループにハマるからです。
(私の体験談です)
そんな方は速読教材にも目を向けてみるのもいいかもしれません。
速読の基本的なやり方から学びたい方はこちら。無料でできるトレーニング方法も紹介しています。


実際私は一人でやってみたりしてましたが、結局うまくいかず月額数千円〜利用できる速読アプリを使用したところ
350字/分 → 1400字/分
まで読書スピードをアップさせることができました。
私が使用したアプリは
の2つです。



え、2つ!?



ご安心ください。好きな方を使ってもらって構いません。
私の場合、最初にソクノー速読で読書スピードを大幅にアップしたあと「読解力」が追いついていないことを痛感し、
読解力も鍛えられる教材はないか?と探したところ速読解Bizを見つけました。
結果、以前よりも大幅に読解力を身につけることができました。
どちらを使う?
まずはスピード重視!スマホでも手軽に使いたい方
▶︎ソクノー速読


速読と読解力を同時に鍛えたい方
▶︎速読解Biz※Macbook,iphoneでは使えないのでご注意ください。


個人的には、両方使ったからこそ今があると思っているのでどちらも使ってよかったです。というか今も使ってます。(いつか2000字/分はいきたい…!)



どちらを利用すべきか迷う方は以下の比較記事を参考にしてみてくださいね。


ソクノー速読と速読解Bizのシンプル比較表
| ソクノー速読 | 速読解Biz | |
|---|---|---|
| 月額料金 | 5,478円(税込) | 5,478円(税込) ※月額プラン |
| 最安値 | 6ヶ月プラン:27,390円(税込) | 4ヶ月パック:13,112円(税込) |
| 無料体験 | あり (無料登録可) | なし (有料のみ) |
| スマホ対応 | ◎ 対応 | △ PC・iPad限定 (スマホ不可) |
| 得意分野 | 速読トレーニング特化 | 速読+読解力を同時強化 |
| こんな人に | まず無料で試したい スマホでも利用したい | 読解力も一緒に上げたい |
| 公式サイト | ソクノー速読 | 速読解Biz |
よくある質問(FAQ)
Q. 脳内音読をなくすと、理解度は落ちますか?
「なくす」のではなく「減らす・コントロールする」が正解なので、理解度が一方的に落ちることはありません。
難しい文章や精読が必要な場面では脳内音読を意識的に活用し、流し読みでよい場面では減らす、という使い分けができるようになります。



最初のうちは「なんとなく読めていない気がする」不安を感じますが、それは脳が新しい処理方法に慣れている途中のサインです。
Q. どのくらいの期間で脳内音読は減りますか?
個人差がありますが、毎日練習を続ければ1〜3ヶ月で変化を感じる方が多いです。
私自身は速読アプリを使って1ヶ月で分速350字→800〜1,000字になりました。
ただし一人での練習は挫折しやすいため、速読トレーニング教材の活用が最短ルートです。
Q. 音声化を完全にゼロにできる人はいるのですか?
訓練次第で「ほぼゼロ」に近づけることはできますが、完全ゼロを目指す必要はありません。
プロの速読者でも、難しい文章では音韻処理を使っています。
目標は「音声化をコントロールできる状態」です。それだけで分速1,000字以上も十分現実的な数字になります。
Q. 「あー」と唱えながら読んで、本当に内容が頭に入るのですか?
最初は「読めていない感じ」がします。これは正常です。
構音抑制によって音韻ループをふさぐと、脳は代わりに「意味・文脈」で情報を処理しようとします。
最初は不完全でも、繰り返すうちに意味で直接とらえる力が育ちます。
「あー」を唱える → 内容を思い出せなかった → またやる
というサイクルを続けることが大事です。
読書中の音声化は訓練次第で減らせる!


この記事のまとめ
結論、脳内音読を完全に消す必要はありません。
脳内音読にはそれ自体のメリットがあるからです。(記事前半参照)
使う場面を選びながら、少しずつ減らしていく。
それだけで、読書のスピードと楽しさは確実に変わっていきます!
今日からできる一番シンプルな第一歩は、本を読みながら「あー」と頭の中で唱えてみること。
たったそれだけで、脳は新しい読み方を学び始めるはず。



そして、本格的にトレーニングをしたくなってきたら速読アプリなども視野にいれてみるのもおすすめです。
成長速断が格段にアップします。
速読が得意な人にはどんな特徴があるの?生まれつきの能力なの?という疑問はこちら。




